2015年12月24日、ギタリスト&作曲・編曲家、楽譜仕事人PAG代表の江部賢一さんが逝去されました。享年64歳。
ここ数年、特にこの一年は肝臓がんと闘いながらも、仕事に意欲を示され、2月14日のコンサートに照準を合わせて、最後まで前向きにがんばっておられました。
江部さんとは、10年前に、ネム音楽院がご縁で知り合ったピアニスト3人(川口晴子・高橋美夕己・内田ゆう子)&江部さんとの4人で楽譜仕事人PAG-LLPを立ち上げました。チームワークの良さを生かして、編曲、浄書、録音、ミキシングの全てを担当し、たくさんの曲集を出版し、ダウンロード楽譜(ぷりんと楽譜、アット・エリーゼ)が世の中に出てきてからは、毎週配信しています。ほとんど毎日、メンバー4人の間でメールのやり取りがある、同志というか、準家族(一方的にそう思っている!)のような存在でした。今でもまだメールがくるような気がして、なかなか事実を受け入れる事がむずかしいです。
いつもやさしく、穏やかで、根気強く私たちに楽譜ソフト Finale の使い方を教えてくださった江部さん、確かな耳をお持ちで、録音では的確な指示をくださった江部さん、そして年齢的にはお兄さんだけれども、頼りになるお父さんみたいな存在だった江部さん、本当にどうもありがとうございました。
2月14日の”ビートルズ in バレンタイン”コンサートはご一緒できなくて残念だったけれど、どうぞゆっくり休まれてください。
合掌。